20120404_mitaka

R&D&B活動を「アクティビティ・デザイン」するとは?



(0)例: 創る、支える、進化するICT



(1)ところで、技術とは? -----大学での講義「シミュレーション技術と文化」の内容で恐縮ですが-----




(2)インベンションとイノベーション

・毎年膨大な数の発明(インベンション)がなされていますが、それらが社会に実際に受け入れられ、導入され、継続して使用されていくためには、インベンションというアクティビティ(活動)だけでは不十分であり、イノベーションというアクティビティ(活動)が必須であると言われています。

・例えば、Tim Berners-Lee のアクティビティは、イノベーションの例として有名です。

・R&Dの成果といわれる諸技術を、ビジネスに結びつけていくためには、インベンションをイノベーション活動に続けていくことが重要です。

・ところで、インベンションとイノベーションとは、何がどのように違うのでしょうか?

・ Peter Denning は、次ページの図のように、それぞれのPractice の違いとして図式化して示しています。

・そして、イノベーションの具体的なアクティビティを、次々ページの図にしめすように、イノベーションの構造として示しています。

・R&Dのビジネスをイノベイトしていくためには、これらを実行していくことが必要です。




(3)R&D&B活動のビジネス・イノベーションに向けての戦略とアクティビティ(活動)デザイン

・前ページに示された、一般的な諸活動を、R&D&Bのビジネス・イノベーションに具体的に結びつけていくためには、ある方向性をもってR&D活動を牽引していくためのメソドロジー(方法論)やデザイン手法が必要になってきます。

・ これまでに、R&D&B活動をビジネスに結び付けるための戦略づくりの方法論として、
   「R&Dのためのシナリオに基づくビジネス戦略」
       (SBBS_rad: Scenario-Based Business Strategy for R&D)
 を開発し、多くのR&D項目や事業計画の戦略書・基本設計書として利活用され、ビジネス・イノベーションの支援につなげることができました。

・これらのR&D戦略を、より一層深化/進化したビジネス・イノベーションにつなげていくためには、次ページの図に示すように、
  - R&D戦略をビジネス部門の具体的な日常ビジネス活動へデザインする
  - 実行中のビジネス活動を観察・分析し、導入され、維持発展しリードしていくようにリデザインする
 ためのデザイン方法が必要です。

・このためのデザイン方法を、「R&D&Bのためのアクティビティに基づくビジネス・デザイン」
 (ABBD_rad: Activity-Based Business Design)と呼びます。



(4)R&D&B活動のためのシナリオに基づくビジネス戦略(SBBS_rad)

「使える」ビジネス・サービス企画/戦略を策定するための SBBS_rad メソドロジー:

SBBS_rad (Scenario-Based Business Strategy for Research & Development)とは
お客様がビジネスの中核と想定しているサービス・プロダクト(BCSP: Business Core Servise & Product)に関し

 ・BCSPの特質を分析・同定
 ・BCSPが市場に適応しビジネスを確立するための環境・場となりうる社内環境、業界・市場環境・マクロ環境などを多角的に分析
 ・ビジネス環境場で成功を収める可能性が予測される複数のシナリオを創生
 ・戦略が成功を収めるための各シナリオ展開のタイミング、問題を解決していくための戦略オプションの導出

を行い,お客様が「すぐに使える」ビジネス・サービス企画/戦略を策定するための方法論です。




(5)R&D&B活動のためのアクティビティに基づくビジネス・デザイン(ABBD_rad)

・R&Dのためのアクティビティに基づくビジネス・デザイ(ABBD_rad)の概要を、次ページの図に示します。

・ABBD_rad は、
  a. R&D戦略をビジネス部門の具体的な日常ビジネス活動へデザインする
  b. 実行中のビジネス活動を観察・分析し、導入され、維持発展し リードしていくようにリデザインする
 ことに加えて、
  c. 実行中のサービス自体をリデザインする
  d. ビジネス部門の活動からR&D戦略へフィード・バックする
 ことをも目的としています。

・ABBD_radは、イノベイトされたビジネス活動を生み出すと共に、ある場合にはサービス自体のイノベーションをも創発していきます

・このビジネス・デザイン方法の背景にある
  「各種イノベーション手法とABBD_rad との関係」
 を、次々ページに示します。




(6)このような「アクティビティデザイン」の基底となっている「HI総合デザイナー」活動とは?

HI総合デザイン(HI Ground Design)活動とは、人々の諸活動 H (Human activity)と 情報生態Information ecology環境を、総合的・戦略的にデザインし(Ground Designer)、現状の活動の拡張的・発達的サイクルの深化に寄与していく活動を意味しています。

この活動は、まず、自分達のおかれている内部コンテクスト(Internal Context)自己観察(Self Observation)自己想起(Self Remembering)することからはじまります。すなわち、自分を知ること、どのような状態になりたい(Wants)のか、など、自分達を見つめ直すことからはじまります。

一方で、自分達のまわりの外部コンテクスト(External Context)はどのようになっているのか、将来的にどのような方向にすすんでいこうとしているのか、などについての人々の諸活動(Human Activity)、全体を流れる総合的な情報の生態(Information Ecology)を明らかにしていきます。

そして、これらの状況の中で、最新のビジネス・イノベーション技法や最新のICT(情報通信技術)などを利活用しながら、活動理論を用いて、新しいエクスペリエンスを生み出すビジネスの戦略ならびに活動をデザイン・創発していきます。


【人々の諸活動とは(例)】


(7)ビジネス展開戦略を作成する際に参考となる視点



【ユーザ・エクスペリエンスをビジネスに結びつけるサイト】


【ビジネスや技術のイノベーション活動と、社会のイノベーション活動を相互誘発・創発するサイト】


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【参考情報】

HI総合デザイナー(Human activity, Information ecology, Ground Designer)の活動例


スローなユビキタスライフの実践


  

基本的考え方・底流を流れるもの

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